助成金の活用
会社設立時の資金調達方法の一つである助成金について説明致します。
助成金とは
一定の条件を満たすことで国から貰うことが出来る給付金を言います。
融資との最も大きな違いは、「返済する必要がない」という点です。
会社設立時には受給額が数百万になる事もある非常に大きな額の助成金が様々用意されています。
返済不要の助成金を活用できるかどうかは、会社運営の資金繰りに大きな差が出るのではないでしょうか。
ただし、助成金の中には「設立前の手続き」が必要なものがあります。
せっかくの助成金の貰い損ねのないよう会社設立前には充分確認しておくことをお勧め致します。
助成金申請の共通要件
助成金ごとに要件がありますが、以下は助成金を申請する場合の前提条件として定められている要件です。
- 事前書類を提出していること
- 労働保険、社会保険の手続をしていること
- 労働法定3帳簿等を整備していること(労働者名簿、賃金台帳、出勤簿)
- 税務手続、帳簿を整備していること
- 適正な労務管理が行われていること (申請時、支給を待つ間、支給後にも調査が入ります。)
助成金は対象者だけでなく、会社全体で判断されます。
適正でないと判断された場合は、支給前なら不支給、支給後なら返還になりますのでご注意下さい。